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下草刈り
予算が限られているため十分な手入れができていないのが現状
桜守は一年を通して作業をしています。
吉野山国立公園内の下草刈りは夏を中心に年間を通して行われる。
50ヘクタールある公園内は雑草が生い茂り雨の日以外はほぼ毎日作業に入る。
傾斜が40〜50度の急斜面での作業も多いが、プロの山守に草刈りをさせると数p単位までスッキリ草を刈ってくれる。
斜面での草刈り刃はササ刈刃を使用し休憩の度に刃を研いで手入れを行う。
夏場はスズメバチ対策にネットをかぶって作業をします。
谷川近くのぬかるんでいる所には蛇に出くわすこともめずらしくない。



病害虫の除去
桜特有の天狗巣病、梅ノ木苔、宿り木の除去を行っています。



植樹
1000年以上も昔から吉野山では蔵王権現様のご神木として桜は保護され、献木されて植えられてきました。
山桜の寿命は約80年〜100年。枯れた所へまた桜を植え吉野山が現在の規模を維持しつつ末永く桜の名所で有り続けるため保全活動を進めてまいりました。
11月〜3月にかけて桜の冬眠期に入った頃(保勝会の理事が集まって)日当たりの良い斜面を選び一本一本植樹していきます。
穴を掘って桜を植え一本の支柱に2本の横木を組んで子苗をしっかり固定していきます。
植樹した山桜は出来るだけ自然のままで成長させますが、適正な管理を行いながら毎年美しい花を咲かせれるよう努めております。




施肥
毎年11月〜2月の間に施肥を行います。
吉野山の住民の方々にも協力頂き約70名ほどで実施。
子苗を中心に一本一本根を傷つけないように丁寧に施す。
寒肥を施すことで4月に美しい花を咲かせます。
吉野山には野生のイノシシが生息しているため油粕はエサになってしまい土を掘り起こすため、粒状鶏糞の入ったペレットを使用。
傾斜のきつい場所への運搬にはモノレールが何度も行き来する。
しかし、車両等が入れない桜山では1袋15sの肥料を担いで山を登る場所も多く大変な作業です。

平成23年3月4日、大和ハウスの社員様に協力頂き花山周辺の施肥を行いました。