2023/05/17
令和5年5月17日(水)巻き枯らし
大和ハウス工業株式会社様による桜保護育成事業が実施され21名の皆様がボランティアとしてご参加くださいました。
当日は好天に恵まれ、花見塚園地で車田理事長のあいさつの後、前回までの作業概要の説明を受けた後、花見塚園地下側の桧林で高田先生を支持する大西氏グループの皆様による指導で、「巻き枯らし」という作業を行いました。この桧林は将来桜樹林にしていこうと考えています。そのための準備作業として、立っているの桧の樹皮を剥ぐことによって立ったまま枯らすことが出来ます。これは一気に桧林を皆伐して桜を植えるというようなある意味乱暴な開発をするのではなく、少しずつ枯らした桧を間伐していくことで本来の野山に近い環境に戻すことが出来、そのうえで自然に近い桜樹林を育てていこうとしています。参加者の皆様はその意味を理解したうえで、今は樹皮を剥ぎやすい時期です、予め腰の高さぐらいで一周切れ目を入れた桧を、切れ目の上側にドライバーかヘラで少し剥ぐとあとは手で引っ張ると簡単に剥いでいけます、5グループに分かれ30本程度の桧を周囲に気を付けながらこの「巻き枯らし」作業(桧の皮を剥ぐ)を皆様に体験していただきました。午後からは3年ほど前に「巻き枯らし」をした桧があり桜守が伐採する作業を見学していただきました。伐採した桧は水分が抜けているので軽いということも何名様かに持って実感していただきました。伐採した木は作業用の歩道や階段の新設や補修等大切に使用します。
樹木の命をいただくという事を心に念じながら貴重な体験をすることが出来ました。